浮気・不倫調査ブログ
・調査員のヒトリゴト-18
私とM君のコンビは、飛ぶ鳥を落とす勢いで結果を上げていきました。
その理由は、ノープランで挑むことが出来たからでしょう。
基本的に、調査員同士は、綿密な打ち合わせを行います。
浮気・不倫調査の場合は特にですが、調査対象者の動きの予測を何パターンか考え、
調査対象者がこの動きをすると、こう動いて欲しいという風に、しっかり打ち合わせを行います。
又、そうする事で焦らずに、証拠撮影を行えるのです。
私は、調査を行うにあたって、打ち合わせは必須だと思いますし、最重要事項だと思っています。
しかし、M君と現場に出る時は、打ち合わせは全くしません。
現場までの道中は、車内でカラオケです。
(当時は、良く先輩調査員にスナックへれて行ってもらっていた為、その練習ですw)
本当にもう出たとこ勝負でした。
今思うと、結果的に上手くいっていただけかもしれません。
しかし、調査は結果が全てなのです。
相談者様が欲しいと思っている証拠撮影が出来たのかどうか。
それまでの過程で、いくら素晴らしい尾行が出来ていたとしても、結果が無ければ意味無いのです。
私とM君は、俗に言う阿吽の呼吸が出来ていたと思います。
そして、お互い得意分野があり、それぞれの苦手な事を補えていたのも良かったと思います。
M君は、見た目はぽっちゃりです。
初対面の時は、運動は出来ないだろうなと思っていました。
しかし、私の人生の中でも1・2を争うくらいの超絶な運動神経の持ち主でした。
あの体格からは想像できません。
マンションの3階から飛び降りてきた時は、声も出ませんでした。
M君との調査では、全てが上手くいったわけではありません。
見失う事だってありましたし、調査が発覚した事だってあります(発覚は1回だけですが)。
しかし、私たちは決して諦めません。
そういった案件は、必ず再度挑戦させて頂きました。
調査員には、色々な方がいますし、得手不得手な部分もあります。
徒歩尾行が得意だけど、車輛尾行は少し苦手ですとか。
基本的には、全てこなせて一人前ですが、もし阿吽の呼吸が出来る相棒が見つかると、弱点ですら弱点でなくなります。
人生も同じで、お互いの弱点を補える方に出会えたら、素晴らしい出会いだと思います。