浮気・不倫調査ブログ

・新人調査員事件簿①-3

対象者は駅のロータリーに出ると、バス停に並びます。

 

ここまで来ると人も多い為、多少警戒心も薄れてきましたが念には念を入れて対象者の後に数人並んでから私もバスの列に並びます。

 

他の調査員は対象者に確認されない為にタクシーを捉まえ付近で待機しています。

 

ふと見ると、私の数人後ろに苦痛に歪む顔をした新人調査員が・・・・・・・・・・・。

 

ここまで来ると私が悪いのですね、確かに私は常に『私の後方より尾行してきなさい』と伝えているのでそれを新人君は遂行しているだけですからね。

 

でも、私は必死に笑いを堪えているのですよ、新人君。

 

ロータリーにバスが来ました。

 

バスに対象者が乗車します。

 

バスでは周囲を見渡す感じはしないので、前の発覚してしまった探偵会社の人間に警戒しているのでしょうね。

 

新人調査員も私の後方の座席に腰を下ろしましたが、『うっ』と言う声を出して座席に座りました。

 

頼む、頼むからやめてくれ~これ以上何かあると笑ってしまう。

 

バスは、繁華街が近い場所に停車しました。

 

バスより、対象者が降りました。

 

私も後に続きバスを降ります。

 

この繁華街、少し行くとラブホテルがいっぱいある場所なのです。

 

タクシーで来た調査員も合流しました。

 

ふと見ると、おや?バスがまだ発進していませんね。

 

もしかして(汗)、やっぱり新人君が発進を遅らせていました。

 

バスから降りる際、やばい位のスローモーションです。でもちゃんと私の後ついて来るのです。

 

対象者は繁華街の喫茶店に入りました。

 

喫茶店の店内を確認すると浮気相手と合流しました。

 

浮気相手は事前に調査済みで全て把握しています。

 

喫茶店より出てくると二人はラブホテル街方向に歩いていきます。

 

対象者と浮気相手はラブホテルに入りました。

 

後は出てくる時の撮影のみです。

 

ふと見ると、新人君ちゃんと二人が入るところ撮影していました。

 

その後は、二人がホテルから出るところも撮影したので調査は無事終了。

 

心配なのが新人君、次の日一緒に病院に行ったところ、先生に言われたのが肋骨にヒビが入っているとの事(汗)苦痛に歪む顔の理由がわかりました。

 

それでも尾行を継続した君は完全にプロですよ。

 

そんな当初の新人君も今や後輩調査員を抱える立派な調査員になっています。

 

これが本物の探偵だと私も教えられた事件でした。

 

最後に、皆様には本物の探偵がいる探偵会社にお会い出来ることを祈っています。

 

そんなに事件になる事があるわけでもないので、次回のお話はいつになるのでしょうか。

 


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