浮気・不倫調査ブログ
・調査員のヒトリゴト-11
探偵事務所の調査員としての仕事は、主に浮気・不倫調査になります。
ラブホテルなどの建物の入るところ、出て来るところの撮影はもちろん、手を繋いでいる
ところや腕を組み歩く姿、抱き合うところも撮影いたします。
中には、人前で平気でキスをする調査対象者もいます。
そのほとんどの撮影は、基本的にカメラを隠して行います。
調査対象者の前にカメラを出して、撮影すると、調査が発覚したしますし、警戒心がもの
すごく強くなり、調査どころではありません。
調査員は、どの場面もカメラを隠しながら、しっかりとした証拠となる画像を撮影しなければいけません。
しかし、たまにカメラを隠さずに撮影を出来る時があります。
それは、調査対象者が観光地へ行った時です。
調査対象者の目の前でカメラを出しても、なにも不審に思われません。
逆に、隠しながら撮影している方が、怪しく思われます。
調査員は、日頃は隠しながら撮っていますので、観光地での撮影はいつもとは違う感覚になります。
但し、観光地での撮影はしやすい反面、人通りも非常に多い為、見失う可能性が高くなりますので、油断はできません。
最近の観光地は、外国の方が多く来られるため、日本人が逆に目立ってしまうケースもあったりします。
そういった場合は、安易に調査対象者にカメラは向けられません。
撮影技術も、もちろん大事なのですが、調査の発覚を恐れ過ぎていると、何も撮れません。
調査が発覚する事に決してない様に、細心の注意を払わなければいけないですから、私は
無駄な撮影はしないように心がけています。
調査対象者が接触する、手をつなぐ、建物に入るといった決定的チャンスを見逃さないよう、
瞬時に撮影できるようにしなければなりません。
それは、練習だけでは十分補えるものではなく、現場での経験が必要となります。
失敗を繰り返して、カメラの起動時間やレンズの向きなど、体が勝手に反応する様になっていきます。
現場での経験や失敗が、一人前の調査員としての糧となっていきます。