浮気・不倫調査ブログ
調査中の不思議な体験
私が調査中に経験した出来事について、少しだけ紹介します。
新人調査員に新人教育として、調査指導をしていた時の話です。
新人調査員から、
「調査で色々な場所に行くと思うのですが、怖い場所とかないですか?」
という質問が来たのです。
場合によっては、自殺のあった場所等にも行く機会もあるので、心配になったのでしょう。
ふと、調査中の経験が脳裏をよぎったので、休憩がてら話しました。
当時、私は、依頼者が以前付き合っていた男性が、別れた後も依頼者の自宅に行く等、
嫌がらせを受けているので、その証拠を撮影して欲しいという案件に携わることになりました。
依頼者から頂いた情報で気になったのは、依頼者曰く、同男性は”黒魔術師”ということです。
調査内容に直接的に関わるような内容でもなかったので、、久々に変わった対象者だと感じる位の感覚でした。
調査当日、同男性を自宅から調査を開始しました。
本当に、対象男性が依頼者に対し嫌がらせ行為をしているのか、、、
男性は日頃から”黒魔術”にのめりこんでいるのか、全く姿を現すことはありませんでした。
その後、何度か同男性宅を張り込みましたが、結局、1度も男性を確認することが出来なかったのです。
5回目の調査でしょうか。動きがないと半ばあきらめかけていた時です。
同男性宅を張り込んでいると、対象者である男性が姿を現したのです。
同男性は車で移動を開始し、1時間程走らせると、住宅街に入って行き、古びた一軒家前に停車したのです。
同一軒家に、同男性が入って行きました。
その時私は、何か嫌な予感がしたのです。
もちろん霊感など自覚したことはなく、今まで不思議な出来事に遭遇したことはありません。
しかし、口では上手く言えない、胸騒ぎといいますか、感覚的に嫌な感じがしたのを今でも覚えています。
古びた一軒家を張り込んで、1時間程経った頃、対象男性と数名の男性が出て来ました。
年齢、格好もバラバラで、それぞれが個性的な格好をしてのを覚えています。
対象男性の車輛に、同男性達が乗車し、1時間程移動すると、とあるお寺の前で同男性の車が停車したのです。
古びた一軒家を出てからお寺の前に停車する迄、車輛は一度も停車することなく、何処にも寄っていない・・・。
しかし、車輛から降りたのは、対象男性のみでした。
もちろん、車内も確認しましたが、やはり乗車したはずの他の男性は乗車していませんでした。
不思議な状況に困惑し、気になって頭から離れませんでしたが、仕事中ということもあり、調査を継続しました。
20分程張り込みを行っていると、同男性が車に戻って来ました。特に不思議な様子はありません。
その後、同男性は、嫌がらせを行うこともなく、自宅に戻りました。
その日の調査後、私はどうしても先程の出来事が気になり、古びた一軒家を訪ねました。
しかし、同一軒家からは応答がなく、近所の人に聞き込みを行うと、
「その家には、もう30年程人が住んでない」
と聞かされました。
私はその方に、
「先程この家から数名の男性が出て来たのですが、、、」
と伝えましたが、
「何かの勘違いではありませんか?」
と、不思議そうに言われ、私もその時は、返す言葉もなくその場を立ち去りました。
私は個人的に同男性に興味を持つことになり、その後も同男性の調査を何度も行いましたが、
行動はあるものの、同男性が再び古びた一軒家に行くことありませんでした。
いったい、私が体験した状況は何だったのか、、、話はまだ続くのです。