浮気・不倫調査ブログ

追われるだけではない対象者

依頼してくる方の中には、探偵は何でも出来ると思っている方も少なくはありません。
しかし、現実には探偵業法やその他法律による縛りがたくさんあります。
 
その為、探偵だからと何でも出来る訳ではなく、法律に従って調査を行うのは私達のルールです。
もちろん、全ての調査に責任を持ち依頼した方にとって最高の結果になるよう努力をしています。
 
私もまだ経験は浅いがそれなりに現場経験し、色々な失敗をしてきました。
何故失敗に至ったのか考えても答えが出ないことがある等、その度に仕事の奥深さを実感します。
 
私は依頼者の夫の浮気調査で連日現場に入っていました。
情報もある程度出ていたので、難易度的にはそこまで難しい調査ではありませんでした。
 
1、2日目、夫と浮気相手の接触はありましたが車内密会のみで、証拠としては物足りない結果になり、
女性に若干警戒があるのを確認しました。
 
そこまでは難しくない状況ではあるはずですが、3日目に意外なことがおきます。
夫が車輛で移動たのですが向かった先は女性の実家方向でした。
 
その時点で、実家宅付近に迎えに行くと予想していましたが、夫は実家付近のコンビニに車を駐車後、
実家方向へ向かうのです。
 
距離を置いて尾行を継続すると、夫は実家前で1度立ち止まり、振り返った後に引き返して来たのです。
その後は尾行を中断し、遠目から確認すると、夫はある程度引き返した後に再度実家方向へ向かいました。
 
実家手前に置き場があり、そこに向かうまでは、夫の姿を確認していたのですが、その後姿を見ることは
ありませんでした。
 
遠目ですが、確実に実家が確認出来る位置に居ました。しかし夫は実家に入っていない。
正直何がおきたのか分かりませんでした。
 
現場は見通しがよく、他に何処かに行くにしても、確認出来る場所でした。
本部に相談した結果、状況的に実家に入ったと判断し、出て来る所を撮影しようということになりました。
 
実家の敷地出入口が確認出来る位置と車が確認出来る位置に分かれて張り込みを行った結果、
数時間後、夫が姿を現したのは車に乗る所です。
 
確実に実家宅から出ていないのです。
私が気づいた時には、車に乗っていたので、何処から来たのかも分からず、あれから半年経ちます。
 
未だに真相は分かりません。
決して自分の失敗を正当化したい訳ではなく、現実にこんなこともあると理解して頂きたいところです。


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