浮気・不倫調査ブログ
修復が目的のケース
浮気の証拠を掴むために、日々、調査に従事しているわけですが、必ずしも依頼者が離婚を
前提としているわけでもありません。
・子供達が大きくなるまで、夫婦生活を継続する必要がある
・浮気相手に対して社会的な制裁を加えたい
・依頼者自身にも悪いことがあったから関係を修復したい
等々、証拠を得るために私達が行う調査は同じように見えますが、依頼者が目的を”修復”
としている場合、調査の様相も若干変わることがあります。
例えば、ご主人と女性との関係を辞めさせたい、嘘を暴きたいということだけであれば、
ホテルの出入り等、不貞につながるような証拠を望まない依頼者もいます。
しかし、こういったケースでは、接触の回数を数多く残しておかなければいけないため、
離婚のように一日だけ不貞の証拠が掴めればという調査とは押しひきが異なるのです。
修復したいという思いがあるのに、証拠の数を上げることで、依頼者自身の心打ちであったり、
配偶者の心打ちが相手の方へ依存しているようであれば、”修復”が叶わなくなります。
浮気している夫や妻の目を覚まさせたい、浮気の証拠を持って不倫相手に慰謝料を支払わせて
手を引かせたい、離婚を阻止したいという”修復”が目的となる案件があったとします。
いずれのケースにしても、依頼者としては夫や妻との婚姻関係を継続し、共同生活を続けて
いきたいという意思があります。
そこに必要な証拠は多種多様になるわけで、不貞の証拠を欲っしているわけではないのです。
重要なのは離婚請求がされそうな場合、もしくはされている場合です。
相手の有責を証明しなければ、望まぬ形で離婚が法的に進められてしまいます。
相手との関係が濃厚になっている対象者である以上、それは時間の問題になります。
法的に見れば、離婚裁判を提起する場合、浮気をしている側(有責配偶者)からの離婚請求は
基本的には認められません。
この状況では、依頼者の望みではなく、依頼者自身が優位に立てるように、不貞の証拠は
必ず必要となるでしょう。
依頼者自身が、配偶者が不貞関係にあるということを信じてない場合は、心苦しいものが
あるのは否めません。