浮気・不倫調査ブログ

浮気の証拠を掴む技術

どんな調査も、尾行する対象者の警戒心の程度によって、調査の成否が変わります。
私達調査員にとって、とても重要な要素のひとつです。
 
まだ探偵になって日は浅いものの、これまで、警戒の強い対象者は何度か経験しており、
まともに尾行することができなくなり、苦い思いをした経験もあります。
 
今回は、その失敗体験についてお話ししたいと思います。
その案件の概要は、依頼者の妻が浮気をしている可能性が非常に高いというものでした。
 
依頼者自身、妻の浮気を強く疑っているものの、不倫相手についての有力な情報は
何も無い状況での調査でした。
 
私は初回調査には入れませんでしたが、尾行開始時から対象者に強い警戒心があり、
かなり巧妙な手段で尾行者の有無を確認していると共有を受けました。
 
2回目の調査では、万全の態勢で臨む必要があるとのことで調査員を増員することとなり、
私も参加することになったのです。
 
私自身、対象者が警戒していると事前に判明している状況での調査は初めてのことでした。
 
警戒していると分かっていれば、何とかなるのではないかと、自分の実力も考えずに、
力試しの良い機会だとやる気になっていたことを覚えています。
 
ところが、いざ調査が始まりと、対象者は自分のレベルでは到底追えない相手であると
思い知らされました。
 
追跡されていることを前提に、追われたことのない素人であっても、少し要領を掴めれば、
逃げることは容易です。
 
尾行する=追うということは、逃げたり、隠れるという行動の先読みをするということなので、
リアルタイムの行動を何秒先、何分先、これから起こることまで予測しなければいけません。
 
対象者は車輌で移動し、大型の商業施設の駐車場に車を停めて、施設に入っていきました。
まるで自分が尾行されていることを知っていたかのような動きを見せます。
 
尾行者を試したりあぶり出そうとする動きを見せながら、目的もなく商業施設内を徘徊し続け、
先輩からの指示もあり、慎重に尾行していたが、対象者の動きに翻弄され続けました。
 
幸い、前衛の先輩方が強力な尾行体制を敷いていたことで、調査されている事実をあぶり出そうと
しているだけの行動と判断できました。
 
事実、その日は、浮気相手と接触はしませんでした。
 
大きな失敗に繋がらなかったものの、自分が前衛で尾行していたら、確実に追えなくなっていたか、
対象者に発覚する事態を招いていたでしょう。
 
後になって先輩方から、この案件は警戒案件の中でも極端に尾行しづらいケースと聞きましたが、
浮気の証拠を掴むことができたようです。
 
警戒心の強い対象者の尾行には、まだまだ技術が足りず、探偵として相当の技量が必要であると
痛感した調査でした。


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