浮気・不倫調査ブログ
・突然の調査依頼-2
関東行きの搭乗口入りの情報を受けた私は直ぐに便名と到着時間を関東の調査員に連絡し、依頼者様である奥様にも調査の一報をお電話した。
「やはり旦那様は勤務先に寄らず直接、空港に向かい関東行きの便に乗車致しました」
奥様は驚きを隠せず旦那様の浮気を確信したのか数秒無言となっていたが気を取り直した様子で私の今後の調査プランに耳を傾けていた。
まず依頼者が予想する動きを対象者がしてくれるならば調査はスムーズに行えます。
しかし、ほとんどのケースで依頼者様の意に反し対象者は違う行動を致します。
なぜならば浮気をする方の多くは依頼者様に疑われないように嘘の情報を教えて何事も無いように装い日常生活を送っています。浮気する側も必死なのでしょう。
今回の案件のように「一度会社に向かってから関東方面に行く」と「家から直接、関東方面に行く」では同じ行先なのに調査をする上では大きく違ってきてしまいます。
もし奥様の予想に疑問を持たずに調査の段取りをしていたら・・・
この瞬間がホッとする時でもありますが調査が終了するまではと気を引き締めなければと自分に言い聞かせます。
さて対象者である旦那様のその後ですが・・定刻に空港着。
調査員は空港からの移動手段が不明な為、車両班、電車班、バス班を配置済み。
到着口より現れた旦那様は電車にて移動を開始。山の手線にて移動、某駅で下車する。
某駅にて取引先関係者と思われる人物と待ち合わせ。ランチをした後、取引先が内在するビルに入っていく。
車両班も合流し取引先ビルを取り囲むように張り込みを開始。長時間張り込みを覚悟した調査員だったが意に反し2時間ほどで旦那様は単身取引先ビルより出てくるのを確認する。
勤務先付近の交差点にてタクシーを停車させ某街道沿いを走行。某地域の交差点でタクシー下車。調査員に緊張が走る瞬間です。
交差点近くのコンビニに入った旦那様は飲食類・タバコ・下着を購入しスマホを操作しながら徒歩で近所のマンションのエントランスに入り部屋番号を押しインタホーンを押す。
インタホーンからは、かすかに女性の声を確認。
入ってから出てくるまでの滞在時間が証拠能力を高める重要な部分となる。
調査員は、いつ出てくるか分からない旦那様と女を気を緩める事なく張り込みを継続する。