浮気・不倫調査ブログ
・過酷な張り込み
我々調査員にとって「張り込み」は最重要種目とも言える。
浮気、不倫の証拠であるラブホテルや相手宅に入った状況であれば、
「出」の撮影、確認が最低限必要であり、証拠として最大の効力となる。
対象者及び不貞相手が出てくるまでの「張り込み」は長時間となることが大半で、
一秒たりとも気を抜くことは許されない時間でもある。
仮に、気を抜いた瞬間に相手宅から対象人物が出てしまっていた場合、
友人宅に立寄った、預かってもらっていた物を受け取りに行っていた等々の言い訳を与えてしまう可能性が高い。
加えて、建物構造や立地条件、周囲の状況においては「次回は必ず!」といった状況が作れないことなども多くある。
「旦那が金曜の夜は毎週帰宅しない。女性物のシャンプーの香りがする。
不倫しているのではないか?」との依頼を受けて、調査対象者の勤務先から開始。
退勤が遅くなることも多いとの情報を得ていたが、比較的早くに調査対象者は退勤した。
駅のトイレに入った調査対象者は、2分程で出てきたが、様子が少し違う。
左手薬指につけられていたはずの指輪が外されている。
同僚でもなければ、不倫相手は既婚者であることを知らない、隠されている可能性が濃厚となる
。
調査対象者が向かった先は、細路地の一角にある築30年位の小さなアパートで、張り込みを行うには問題は山積みだ。
同アパート2階の一室に入っていく調査対象者、後の調査で、居住者は30代の一人暮らし女性であった。
同アパートは、住宅密集地に位置しており、車輛を停めておける場所はなく、
女性宅の玄関が確認出来る位置は、駅に向かう人が多く通る場所とは違う閑静な場所ではあるが、
周辺の一軒家から目立つ場所でもある。
また、女性宅内在のアパート横には、室内犬を飼っている一軒家である為、夜間や早朝は確認にも行けない場所である。
調査対象者が帰宅する時間はほぼほぼ決まっているが、該当時間までは長い夜となる。
女性宅玄関が確認出来る位置で、交代を繰り返し、物陰を利用しながら対応することとなった。
翌日8時、早朝の散歩や運動する人々、平日出来ないことをこなす人々に気になる位の
視線は感じるものの、様々な言い訳をしつつ粘った介もあり、調査対象者と30代女性が
出てくる状況を不倫の証拠(一泊)として押さえることが出来たのであった。
同女性は寝間着姿であった為、勤務先等の補完調査は後日になることとなった。