浮気・不倫調査ブログ
・研修明けの現場
「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」という言葉は皆さんがご存知のことと思います。
もちろん、我々調査員も例外ではありません。
手取り足取り出来るまで教えられるよりも、個人が何を得手不得手として、何を改善して、
何から逃げようとしているのか、そして先人達は何を指導、教育して自分達に何を育ませなければならないのか、背中で何を語らせるのか
、、、
同じ現場はなく、少しでも多くの戦力という意味でも、多角的な人員を要請するために、
私達は真っ先に「千尋」に落とします。手段は教えました、やらなきゃいけないことも伝えました。
研修を明けるとは、一通りの業務が身に付いたから経験をしてきなさいと優しく送るものではありません、
少なくとも私達の世界では。
同じ現場はない、一瞬一秒の判断が最善か最悪かになり、依頼者様の今後を左右するのです。
一通りの業務が身に付いたから、技術を磨いて来なさい、誰にも頼らず判断してきなさい、
一瞬一秒に「誰か」は介在しない、同じ失敗を重ねないように失敗から何かを重ねなさいの思いで研修明けを言い渡します。
これから1人の調査員としての「自由」ではありません。
ここから1人の調査員としての「責任」です。
自分のために自分を磨く訳だけではありません。
依頼者様が居て、問題を解決するに至る技術を持つ自分を育てる為に技術を磨き、結果、それが自分のためになるのです。
自分が許容する範囲で磨いた技術が依頼者様の問題解決に至ることがない技術レベルであれば納得が行きますか?
100人の依頼者様が居て、100人が望む結果を出すためには、「自分」が中心にいてはダメなのです。
研修明けとは、そこからは自分という範囲を乗り越えて乗り越えてを繰返して行くところにいるということ。
そこから調査員自身が何を考え、判断し、行動するかという状況も考慮された研修明けなのですね。
困っている誰かの手助けをする、解決に導く結果を残す手段として「探偵」がいます。
探偵業務の多くは浮気、不倫の証拠収集ですが、調査の流れを組み立てていくのは本当に難しいの一言です。