浮気・不倫調査ブログ
・研修生の苦難-1
我々調査員に必要なスキルとして、高い集中力、判断力、撮影技術、
尾行技術(車輛尾行含む)、ルートの把握力、立地の把握力、的確な指示力が挙げられる。
全ては一つ一つ積み重ねてスキルを高めていければと思いますが、同じ現場が、状況がない職務である以上、早々に技術が求められます。
その中で、張り込みにおける調査対象者の確認、調査対象者との距離感を考慮した上での尾行、
車輛処理を行う調査員への的確な位置の指示が挙げられます。
もちろん、得手不得手はありますが、調査対象者を確認して、追跡するということが行動調査の大前提になります。
「不倫している妻の退勤後の行動を見てほしい」との依頼から調査対象者の退勤を狙っての調査。
オフィスビルとは異なり、建物自体が勤務先となっている為、退勤する出入口を抑えておけば
人物を確認することは可能ではありますが、退勤時間にゾロゾロと退勤する多くの同僚女性と調査対象者と誤認することはないか。
デスクワークということもあり、制服が同一である女性陣の中から調査対象者を確認するのは経験による目があっても大変である。
特に女性は化粧しての勤務が常である為、事前に得ている調査対象者の情報だけで確認出来るであろうか、
所持品や装飾品の情報がどの現場でも欲しいのは調査員にとっては当然のことでしょう。
冬場のマスクと帽子は本当に悩みの種ですね。
さて、当現場で指導調査員と張り込みをする新人調査員は、ゾロゾロ退勤する女性をくまなく
潜在写真と照らし合わせるが、どの女性も同じに観えるという。
たしかに、同じではあるが、特徴と雰囲気から判断するプロ調査員は見逃す可能性は高くはない。
調査対象者女性を確認した調査員は、すぐに追跡を開始する。
もちろん新人調査員は気づいていないので、調査対象者が出てきた旨だけを伝え、
どの人物が本人なのかは新人調査員に勉強させる。
「観る」という行為を習慣づけることで、表情以外にも分かる部分がないか自分自身で試行錯誤をするからである。