浮気・不倫調査ブログ
・敵は周囲
浮気調査、行動調査、素行調査等々、対象者となる人物を追跡していく上で課題となるのが周囲の目である。
立地条件、構造等不変の対象物においては対策を練れば攻略していけるものであるが、
人間というフィールドにおいてはそう簡単にとはいかない。
対象者人物だけではない、開始地点が居住宅であれば、一軒家、マンション、アパートにおいて
人物関係は様々であり、都市圏や地方においてはその繋がりの範囲が良くも悪くも調査に影響を与えてしまうし、
勤務先に向かう、もしくは開始地点であれば目的地に近づくにつれて「知っている人」の目が多くなる可能性が高いのは常だ。
対象者人物を知っている関係者がいれば、軽い面識の近所の人、隣人や大家、通勤途中に挨拶を交わす人々もいる。
対象者勤務先においては、勤務先に近くなるにつれ、対象者に接する人物、知っている人物、
上司や後輩等、目が増えていくことも調査においては大きな課題だ。
また、調査中の大きな課題は「知っている人」の目だけではない。
行き交う人々が、何を見てどのような行動を起こそうとしているのか分からない以上、
「知らない人」の目や行動は調査中の視野に必ず入れておかなければならない必須事項となる。
偶発的なことも調査中の敵となり得る。
例として挙げるのであれば、浮気、もしくは不倫相手である対象者を追跡していた際、
散歩中であるにしても犬が吠えてしまえば対象者に気づかれる一因になり得るし、後方から来る車輛や
自転車に気を配らなければクラクションを鳴らされたりする可能性もある。
また、足元に気を配らなければ、空き缶等のゴミを踏みつけてしまい、誰かが尾いてきているのではないか?等、
特に不貞の証拠となる事実を隠そうとしている対象者にとっては、不安な材料、警戒を与えてしまう一因ともなってしまう。
どんな証拠を得るにしても、周りにいる人々、動物、置かれている物、車輛やそれに類する者は、
我々調査員にとっていつでも厄介な敵になり得る。
しかし、うまく状況を利用できれば、対象者の目を欺く大きな矛となることもまた事実である。