浮気・不倫調査ブログ

・調査員のヒトリゴト-4

今より、15年前の私が22歳の時の話である。

 

父方のお爺ちゃん、お婆ちゃんに育てられていた私に、人生の分岐点が訪れた。

 

お婆ちゃんが入院し、余命が残り少ない事を知ることになる。

 

その当時、アルバイト生活だった私は、お婆ちゃんを少しでも安心させようと就職活動を行うことにした。

 

某探偵事務所が調査員を募集していたので、応募することにした。

 

正直、探偵になりたいとは、今まで思ったことはなかったし、そもそも、どのような業務内容か知らずに、

 

好奇心だけで応募していた。

 

面接時には、リーゼント姿のスーツを着用した40代男性(その事務所の一番偉い人だったと後から分かったのだが…)

 

が面接官で、調査員は体力が必要だとか、頑張った分給料に反映されるからとかの話をされた記憶はあるが、

 

初めての探偵事務所で緊張していた為、

 

内容はほとんど覚えていない。

 

面接するだけの私でさえ、探偵事務所というだけで、緊張するのだから、相談者様はより

 

緊張するだろうし、かなりの覚悟を持って来所してくれているのだなとつくづく実感する。

 

結果として、調査員として採用される事になった。

 

お婆ちゃんに、探偵事務所に正社員として採用される事になったよと伝えると、あまり喜ばなくて、

 

若干、寂しい笑顔だったことを覚えている。その時、私は探偵という仕事がどういったものか、

 

世間からどういった風に思われているか等考える事も無かった為、お婆ちゃんの反応に不満を抱いていた。

 

探偵事務所への初出勤の日は、私と30代男性とが同期として入社した。

 

まずは、研修でどういった業務内容かを説明され、ほとんどが浮気調査である事を知る。

 

まだ、22歳だった私は、調査料金がいくらなのか?も知らない状況だったので浮気や不倫

 

に対し、浮気している調査対象者が調査を行う事によって、浮気がバレたら大変になるだろう的な感覚だったと思う。

 

今では、家族を守る為や、有利な離婚をする為など様々であるが、依頼をして下さる相談者皆様が覚悟を決めて、

 

安くはない調査費用を支払ってでも、未来を変える為に私どもに依頼をして下さっている事を理解し、

 

それに応えるべく、結果に繋がるように、真摯に受け止め、より相談者様の未来が明るくなるように日々努めている。


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