浮気・不倫調査ブログ
・調査員のヒトリゴト-9
探偵事務所の調査員として働いていると、主に浮気・不倫調査を行います。
浮気・不倫調査の経験が増えれば増えるほど、嗅覚が磨かれます。
どういった嗅覚かというと、例えば、調査対象者があと少しで異性と接触するだろうなと分かるようになっていきます。
新人の頃には決して気づかなかった調査対象者の空気感が見えるようになってくるのです。
簡単なところでは、調査対象者が異性と接触した後、コンビニエンスストアに入れば、あと少しでラブホテルに
入るだろうと予測できます。
このことは、調査員全員が頷くと思いますし、調査をした事が無い方でも納得出来るのではないでしょうか。
浮気・不倫調査を行うと、デートをする人達も当然いますが、ほとんどが接触イコール肉体関係となっている方達が多いです。
証拠撮影を行うにあたって、大事なことは、調査対象者の背面だけでは物足りません。
しっかりと正面から撮影が行うことが大事になってきます。
肉体関係がメインの人は、ラブホテルや宅などの建物内に入ってします事が多い為、正面の姿を撮影するタイミングが限られてきます。
ですので、調査対象者の動きの変化を敏感にキャッチし、そろそろ接触するだろうと感じ
とれるのかが重要となります。
正面画像を撮影するには、調査対象者の正面に行かなければいけません。
正面に行くという事は、調査対象者からも調査員の姿が見えるという事です。
接触したから、調査が終わるわけではありませんし、むしろ、そこからが本番といえます。
後々の調査を考慮すると、接触時に正面の姿を撮影するのは、若干気が引けます。
しかし、正面の姿を撮影するチャンスは、調査中にほとんどありません。
基本的には、背面を確認しての尾行を行いますし、正面に向いたとしても、周囲に誰もいない訳ではありません。
調査対象者の真正面を陣取り、今日はいい絵が撮れると思っても、調査員と調査対象者の間に、通行人が行き交う事が多々あります。
そして、ちょうど撮影を行いたいポイントで、全く関係のない通行人が立ち止まってしまい、
折角のチャンスを棒に振るなんて事は、日常茶飯事なのです。
だからこそ、調査対象者の変化をしっかり見極め、撮れる時にしっかり撮影できる技術が必要です。