浮気・不倫調査ブログ
・調査員のヒトリゴト-12
調査員として長年働いていると、調査対象者だけでなく、周りを見る余裕も出て来ます。
張り込み中は、色々な出来事が起こりますし、勝手に物語を作ったりしています。
そうする事で、集中力を維持し、調査対象者を見落とさないようにしているのです。
私たち調査員は、雨の日であっても関係ありません。
調査対象者が動きそうな日を設定して調査を行いますので、雨だろうが張り込みを行います。
雨の日は、天気が良い日よりも撮影が若干難しくなります。
調査対象者の動きがあまり無ければ、張り込む時間も長くなります。
そういった時、朝からの調査だと、良く目にする光景があります。
それは、自転車の前と後ろにお子様を乗せ、傘をさして、自転車に乗り走って行くお母さまの姿です。
傘を差しながら、自転車に乗るだけで一苦労ですからね。
こういった姿を見ていると、育児や家事も立派な仕事だと心の底から思います。
仕事より大変な労力だと、本当に思います。
調査員として働き、張り込みを行うまでは、こういう事に気づかないまま生きていたと思いますし、
主婦の方達の苦労を知らずにいたでしょう。
今となっては、張り込み中に、そういった方を見かけると、声を掛けたりはしませんが、
心の中で勝手に応援してしまいます。
よく知り合いから、浮気・不倫調査ばかりやって、人間不信にならないの?と聞かれる事があります。
もちろん、一般の方達よりは、人間の欲深い世界を見ていますし、その世界を見ることを
仕事にしていますので、簡単に信用はいたしません。
ですが、調査員として働くようになってからの方が、他人には優しくなっている気がします。
張り込み中には、今まで意識していなかった他人の頑張りや努力などを目にすることによって、
人に対し優しくなれたのだと思います。
浮気・不倫現場ばかりを見ているからといって、落ち込むことはありませんし、信用しなくなることもありません。
どういう風に生きるかが大切だと思います。